近年、弊社では相続のご相談から売却依頼を受けるケースが増加しております。ご相談者のほとんどは50代~60代の相続人です。もちろん現在の所有者(登記名義人)はその世代のご両親(80~90代)やすでに他界されている祖父母などになります。
相続に伴い、相続人間の争族の問題・境界問題・建物の解体費用・賃貸借の問題・税務問題etc… などさまざまなケースが発生致します。また、それらの問題を解決するまでには、数カ月~数十年かかるケースもあり、時には解決不可能な場合まで…
事例1)父親の他界により、初めて知らされる相続財産の現状
父親の他界により、父方の実家(祖父名義)を相続することになった孫のAさん(40代)、生前父と祖父の仲が悪かったこともあり、祖父が他界したあとも実家を数十年放置していた父、建物は荒廃し屋敷は草木でうっそうとし、近隣地域へも悪影響が… 現地調査を行った際には、建物は長期放置されていたこともあり劣化が激しく天井材にはアスベストなども含まれていて、その活用は厳しいと判断、解体費用見積りは数百万に…
また、登記名義人の祖父から孫へと相続登記を進めるにあたっては、亡祖父の相続人(叔父や叔母など)と話し合い、了承を得て手続きを行わなくてはならず、相続人の叔父や叔母が、他界されていた場合には、その子供達へ相続権が移るためいとこ同士の話し合いへも…
そして、土地・建物の固定資産税を他界した父が十数年も滞納していたため、相続を受けた孫のAさんへ百万円近いその支払い義務が発生。
相続を受けた孫のAさん、四十代半ばで子供達も中学・高校と子育て真っ最中、数年前に購入したマイホームの住宅ローン返済に追われ、経済的な余裕もありません。相続先の固定税滞納により、自力で購入したマイホームが差し押さえ対象に…
今回のケースでは、弊社が協力して相続登記の完了、建物解体、底地の売却、固定税の完済と何とか問題を解決することができました。
相続や終活などの話し合いは、両親(登記名義人)が元気なうちには、タブーで悪いことのように避けられる傾向がありますが、実はその問題解決までには、時間を要するケースが多く、登記名義人(両親)や相続人(子供達)が元気で経済的能力を有する期間に、話し合われることが問題解決へのカギとなります。
相続問題は先延ばしするのではなく、早期にしっかりと話し合い、解決することが、親族での相続争いをさけ、後に残る子孫や親族縁者が仲良く暮らすことへと繋がります。
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相続って何をすればいいんだろう?解体費用っていくらぐらいかかるの?うちの実家も空き家になるかも?
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相続登記の義務化(令和6年4月1日施行)ご存知ですか? ご実家などの土地建物、お亡くなりになった両親や祖父母の名義のままになっていませんか?
相続権を取得したことを知った日から3年以内に登記申請をしなければ、10万円以下の過料が科せられます。
問い合わせ先:0980-43-9191(月〜土:10時〜18時)
合同会社城コーポレーション
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